なめこKM-58号 [加川椎茸株式会社]
なめこKM-58号<晩生種>
[加川椎茸株式会社]
販売価格: 1,500円(税込)
商品詳細
こだわり派の方へ
椎茸の次はなめこに挑戦!以外と育てやすい原木なめこ栽培
中生種に比べると発生時期がさらに遅くなり、発生時期が短くなります。肉質は厚肉で大型になります。
なめこは、食用きのこの中でも特有な風味を持ち、昔から高級なきのことして賞味されてきました。現在、市場に出まわっているものは、ほどんどオガクズで栽培されたナメコです。原木で栽培されたナメコは、天然の風味に近く、高値で取引されています。原木栽培は、あまり手をかけなくてもたくさんのナメコを収穫することができるので栽培する人が増えてきています。規格 | 1500cc入/種駒 500ケ入 |
発生期 | 10月〜3月 |
発生温度 | 6℃〜10℃ |
特性 | 厚肉、大葉 |
特徴 | 原木栽培用・菌床栽培用 |
備考 | ※生食、缶詰に良い、中生種との組み合せで発生期が長くなる。 <<栽培説明付>> |
◎庭でつくる《きのこ》のつくり方説明書ダウンロード(PDF 1.8MB)
原木なめこの育て方
使用する原木について
■樹種(どんな木がいいの?)
最適樹:ブナ・トチ・サクラ・クルミ・イタヤなど。適 樹:ホウ・シデ・ナラ・カシ・エノキ・カエデ・ヤナギ・クワなど。その他、ほとんどの広葉樹に発生するが収量や品質に差がある。
■伐採(いつ頃用意すればいいの?)
時 期:紅葉期から、新芽が出る頃までに伐採する。太 さ:5cm位から60cm位のもの。
■玉切り(どんな形に切ればいいの?)
・短木栽培(オガ菌)、長木栽培(駒菌)どちらも可能ですが、直径30cmを超える大径木の幹は発生の早い短木栽培(オガ菌)がよく、枝などの小径木は1m位に切り駒菌を植菌する。・水分の多い木(ヤナギ・ポプラなど)は、10日くらい葉干し(枝干し)してから玉切りする。
・長さは、25cm〜1m位に玉切る。
・玉切りしたら、あまり乾かさないうちに植菌する。
植菌について
■時期
・原木は、乾きすぎないうちに植菌する。・10月から5月まで。
・秋の植菌:秋に伐採した原木に植菌し、仮伏せをして冬を越す。
・春の植菌:冬から春に伐採した原木を、5月までに植菌する。
■方法
<<短木栽培>>●時期/2月から4月ころまでに、玉切りしたらその日にうちに接種する。
●方法/調合した種菌を、玉切りした原木の切り口に約1cm位の厚さに塗る。種菌は、切り口の周囲に厚く、中央を薄く塗り同じ太さの原木を重ね密着させ一組とする。乾燥している原木は、清水に浸してから接種する。
<<長木栽培>>
・樹皮面に、専用の孔明器か電気ドリルにキノコ用のキリをつけて、千鳥状か、ラセン状に植え穴をあける。
・木口の近くや死節・傷口の付近におおめに植える。太い原木には、木口面にも植菌する。
駒菌:直径8.5mm、深さ20mm位の穴をあけ、樹皮面と平に種駒を打ち込む。
オガ菌:直径12mm、深さ20mm位の穴をあけ、オガ菌を樹皮面と平に移植器で詰め、そのうえに解かした封蝋を塗る。
植菌数:原木の木口直径(cm)の2.5〜3倍の数。
例)植菌数=木口直径(cm)×2.5
25ヶ=10cm×2.5
植菌列数:原木の木口直径(cm)の1/2の数。
例)植菌列数=木口直径(cm)÷2
5列=10cm÷2
<<伐根栽培>>
・春に切り口が乾いたら植菌するか、一夏過ぎた秋に植菌する。
・萌芽する木は、芽を欠き落とす。
・植菌したら、柴・カヤなどをのせておく。
・植菌、オガ菌どちらでも可。
仮伏せ
■場所
・水はけがよく暖かい木かげに置く。■期間
・5月ころ(入梅前まで)までに本伏せする。・期間中は、乾燥に注意して時々散水する。
■方法
・立て寄せか横積み(1m以下)にして、周囲をコモやムシロ・ダイオシートなどで囲み、さらにビニールなどで囲む。・上部は、柴やカヤ・杉葉などを掛ける。
・暖かいところや、適地と思われるところは、仮伏せをしないで、すぐ本伏せにする。
本伏せ
■場所
・水はけが良く、湿気のある空気が流動するところ。・チラチラ散光線が入る雑木林か針葉樹林内。
・北東向きの斜面や谷間など。
・散水施設があるところ。
■時期
・高温多湿になるころまでか、入梅に入る前に本伏せにする。※霧、モヤなど空中湿度が重要です。なめこは他のきのこに比べより多くの水分が必要です。■方法
<<長木栽培>>●適地:地面に直接ならべ、接地伏せにする。
●乾燥地:ホダ木を土中に浅く埋める。
●適湿地:片枕伏せか、低姿勢のヨロイ伏せやムカデ伏せにする。
<<短木栽培>>
種菌をはさんだ一組ごとに収穫しやすいよう10cm〜15cm間隔を空けて立て伏せをする。
■天地返し
・梅雨期と梅雨明けに、地面に接していた部分を逆にして菌糸を原木に均一に蔓延させる。■梅雨期
・水はけを良くし、雑草などを刈り取り、風通しをよくしてムレないように管理する。■夏期
・乾燥するときには、スプリンクラーなどを利用して散水する。・直射日光の当たるところは、ダイオシードなどで遮光する。
・夏季以降は、ホダ木は動かさないようにする。
発生
この時期はホダ木を動かさない
■発生の操作
・発生する30日位前から、ときどき散水してホダ木に活力を与えておく。・樹皮が厚く硬いものは、樹皮面にナタ目を入れる。
■発生
・品種によっても異なるが気温が18〜17℃以下になると発生が始まり、3℃位まで発生する。・植菌した年の秋に少し発生するが、二夏を過ぎた秋からが最盛期となり次第に少なくなる。
収穫
■収穫
・傘が開かない膜の切れないうちに株のまま収穫する。・発生の始まったホダ木は、動かさないように収穫する。(動かすとキノコの成長が止まることがある。また、発生しなくなることがある。)
・出荷する場合は、生出荷、加工出荷規格に合わせて採取する。
・ホダ場を毎日見回り、開きすぎないうちに採取する。
Facebookコメント